大分県で「人手が足りない」「採用しても長く続かない」と感じている方の中には、インターネットで「大分 技能実習」と検索して、このページに来られた方も多いと思います。
取引先から「うちはベトナム人の実習生に来てもらっているよ」と聞いて気になってはいるものの、制度はむずかしそうですし、失踪やトラブルの話も耳にするため、一歩ふみ出しにくい状況ですよね。
大分の企業さまからは、つぎのような悩みをよくうかがいます。
- 自社の規模や業種で受け入れ可能か不安
- 制度や手続きが複雑でイメージしにくい
- 失踪やトラブルが起きないか心配
- 大分まで来てくれる監理団体か知りたい
- 費用とスケジュールを社長や現場に説明したい
この記事では、「大分 技能実習」で情報を探している企業さまに向けて、大分県の現状、制度の基礎、失敗しないためのポイント、受け入れの流れをわかりやすく整理します。
この記事でわかること
- 大分県で技能実習がふえている背景
- 技能実習・特定技能・育成就労のちがい
- 大分企業が感じる主なお悩みポイント
- 信頼できる監理団体の見極め方
- 受け入れの流れと社内で準備したいこと
目次
大分県で外国人技能実習が選ばれている背景とは?【統計情報・市場概況】
大分県の外国人労働者数と技能実習生の割合
大分県では外国人労働者が年々増加傾向にございます。
厚生労働省 大分労働局の資料では、令和6年10月末時点で、
- 外国人労働者:12,176人
- 技能実習生:5,048人(全体の41.5%)
と公表されています。
引用元:https://jsite.mhlw.go.jp/oita-roudoukyoku/
→ 大分で働く外国人のうち 4割以上が技能実習生 という大きな割合をしめています。

人手不足が深刻な業種と外国人材の活用傾向
技能実習生が多いのは、大分で人手不足が進む業種です。
- 製造業(自動車部品・食品加工)
- 建設・建築板金・設備
- 耕種農業・施設園芸・畜産
- 介護・福祉施設
若い日本人が集まりにくい一方で、外国人が力を発揮しやすい分野が中心になっています。
技能実習 → 特定技能、そして2027年〜育成就労へ
2024年6月、技能実習制度を見直し 「育成就労制度」 を創設する法改正が公布されました。
施行は 2027年4月1日 の予定です。
これからの制度のながれは次の通りです。
- 現在(2024〜2026):技能実習 → 特定技能
- 2027年〜:育成就労 → 特定技能へ切り替え
企業は、今の制度と今後の制度の両方を理解したうえで人材戦略を立てることが大切です。
大分の中小企業が押さえておきたい外国人技能実習制度の基礎
技能実習制度の目的(法律に基づく正しい理解)
技能実習制度は「人手不足対策のための制度」と思われがちですが、
法律上は 技能移転・国際貢献を目的とした人材育成制度 とされています。
制度の進め方は次のとおりです。
- 監理団体と送り出し機関が候補者を募集
- 企業が面接し実習生を選ぶ
- 実習計画を作成し、外国人技能実習機構などの認定を受ける
- 入国後、日本語・生活オリエンテーションを受講
- 企業でOJTを実施
監理団体と連携して運用する仕組みのため、企業がすべてを担う必要はありません。
受け入れ可能な職種・人数・期間
大分でニーズが高い職種は、
- 耕種農業・施設園芸
- 食品製造業
- 建設・建築板金・配管
- 介護
などです。
期間は 原則3年、条件を満たすと最長5年。
人数は企業規模に応じて上限が決められています。
「自社は何名までいけるか」 は監理団体に確認するのが確実です。
技能実習・育成就労・特定技能の正しい比較
| 制度 | 目的 | 在留期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 技能実習 | 技能移転 | 原則3年(最長5年) | 現行制度 |
| 育成就労(2027〜) | 人材育成と確保 | 原則3年 | 特定技能へ接続 |
| 特定技能1号 | 即戦力 | 最長5年 | 技能試験に合格 |
現在は「技能実習 → 特定技能」、今後は「育成就労 → 特定技能」へ移行すると理解すれば問題ありません。
大分の企業が技能実習で不安に感じやすいポイント
「制度が複雑で分かりにくい」の対処法
- 職種・人数検討、労働条件の整理は企業担当
- 手続き・申請・計画作成は監理団体が担当
企業が全部をやる必要はなく、二人三脚で進める制度と捉えると負担が軽くなります。
失踪・労務トラブルは「原因をつぶせば予防できる」
よくある原因は、
- 賃金や条件が事前説明とちがう
- 現場の指導不足
- 生活不安に相談できない
などです。
事前説明と相談窓口の明確化で多くの問題は防げます。通訳が定期訪問する監理団体を選ぶと安心です。
現場の教育負担を減らすポイント
- 写真つきマニュアル
- 動画化
- 指示語の統一
- 通訳・組合スタッフの現場フォロー
アジアアグリ協同組合では、入国前講習で日本語・報連相を習得させるため、現場に入ってからの負担が軽くなります。
九州全域1,000名超の受け入れ実績、アジアアグリ協同組合のサポート特徴
大分をふくむ九州全域で豊富な実績
- 九州全域で1,000名以上
- 契約社数160社以上
- 大分でも農業・建築板金などの事例多数
大分の企業でも安心して相談できる体制があります。
専門家チームが法令対応をフルサポート
- 弁護士法人
- 税理士法人
- 行政書士法人
- 社会保険労務士法人
グループ会社内にこれらの専門家チームが揃っているため、法律面・コンプライアンス面の不安を 大幅に軽減 できます。
24時間・多言語対応
ベトナム語・インドネシア語・ミャンマー語・英語など、実習生の母語で相談可能。
夜間のトラブルにも対応できるため、企業側の負担が少なくすみます。
【大分の事例】椎茸栽培・建築板金
椎茸栽培(施設園芸)
- ミャンマー出身の実習生
- 栽培から収穫まで幅広く担当
- 生活支援や通訳フォローで安心して定着
■ 建築板金(ダクト作業)
- ベトナム出身の実習生
- 日本語N4合格
- 特定技能を目指しキャリアを構築中
大分の中小企業が技能実習生を受け入れるまでの流れ
- ご相談・ヒアリング
- 実習生の選抜・入国前教育
- 住まい・職場環境の整備
- 配属後のフォロー・定期訪問
STEPごとの負担が整理されているため、初めてでも導入しやすい流れです。
社長・現場・本社を説得するためのチェックリスト
- 受け入れ責任者の決定
- 指導担当者の選任
- 配属部署への事前説明
- 労働条件の整理
現場への説明ポイントもあわせて整理すると、社内決裁がスムーズになります。
まとめ:大分で技能実習を検討中の企業様へ
アジアアグリ協同組合では、
- 制度の全体像
- 自社に合う職種・人数
- 費用とスケジュール
などを無料相談でご説明しています。
技能実習や育成就労は、大分の人手不足を補いながら、実習生の成長と地域産業の発展につながる制度です。「まずは情報だけ知りたい」という段階でも問題ありません。
気になる点があれば、ぜひ気軽にご相談ください。
