業種

林業

年齢

20代

性別

男性

出身地
ミャンマー

日常の実習(業務)内容について教えてください。

 私は赤木林業で森づくりの仕事を学んでいます。毎日、山に入って「地拵え」や「刈払い」、そして「植え付け」の作業をしています。地拵えでは、苗木が育つように地面の枝や草を片づけます。刈払いは体力が必要ですが、作業道をきれいにする大切な仕事です。植え付けでは、苗木を折らないように、やさしく丁寧に植えることを心がけています。

 最初は山の仕事に慣れず、道具の使い方も難しかったですが、作業が終わったときに山の景色が少し変わって見えると「今日も頑張った」と達成感があります。毎日自然の中で働くので体は疲れますが、とてもやりがいのある仕事です。

実習(業務)ができるようになるために自分で努力したことを教えてください。

 日本で働くのは初めてだったので、最初は分からないことばかりでした。先輩が教えてくれたことを忘れないよう、家に帰ってからメモを読み返したり、作業の流れをイメージしたりして、自分なりに復習をしています。

 現場ではコミュニケーションがとても大事なので、日本語の勉強もがんばっています。特に林業の専門用語は難しいですが、分からないときは先輩に聞いて少しずつ覚えていきました。仕事を正しく理解できるようになってからは、自信をもって動けるようになりました。

 危険が多い仕事なので、安全確認の方法もしっかり練習しました。今では作業の準備や道具の扱いも前よりスムーズにできるようになり、自分でも成長を感じています。

日本にいる中で苦労したこと、それを助けてもらったこと、感謝していることがあれば教えてください。

 日本での生活では、いくつか大変なことがありました。まず、物価が高くて生活費の管理が難しかったです。慣れない気候にも苦労し、特に冬の寒さはミャンマーと違ってとても大変でした。

 また、日本のゴミ分別はとても細かいので、最初は何をどこに捨てたらいいか分からず悩みました。でも、職場の皆さんが分別方法を丁寧に教えてくれたり、生活で困ったときに気にかけてくれたりして、本当に助かりました。

 特にありがたかったのは、社長が食品を支給してくださったことです。生活が苦しいときにその支援はとても助かり、安心して仕事に集中することができました。
外国で生活するのは不安もありますが、赤木林業の皆さんが温かく接してくださるおかげで、日本での生活がだんだん楽しくなりました。

 これからももっと仕事を覚えて、日本での経験を自分の将来に生かしたいと思っています。


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