塗装/鋼橋塗装作業
鹿児島県姶良市
インドネシア
3名
技能実習生を受け入れた前と後で変わったことは何ですか
技能実習生を受け入れる前と後では、職場の環境や自身の働き方に大きな変化がありました。まず、実習生が加わったことにより業務の分担が可能になり、一人ひとりの負担が軽減されました。その結果、仕事に余裕を持って取り組むことができるようになりました。
余力が生まれたことで、業務の質を高めたり、職場全体のサポートに回ったりすることもできるようになり、もともと仲の良い職場だったのですがチームとしての一体感も更に強まったと感じています。 また、実習生との日々の関わりを通して、異なる国の文化や価値観に触れる機会が増え、職員の視野が広がりました。

最初は言葉の壁や習慣の違いに戸惑うこともありましたが、大きな弊害もなくまた、互いに理解し合おうと努力する中で信頼関係が築かれていきました。実習生の真面目な姿勢や前向きな学びの姿勢に刺激を受け、職員自身も初心を思い出す良いきっかけとなりました。今では、文化や考え方の違いを前向きに受け止め、多様性を尊重しながら協力して働くことの大切さを実感しています。
技能実習生とのコミュニケーションで工夫していること、コツがあったら教えてください
まず心がけているのは、指示をする際指導員をはじめ職員全員が意識して言葉を短く区切って話すようにしています。難しい表現や長い文章は理解が難しいため、できるだけ簡単な言葉を選び、伝わりやすいように話すようにしています。
また、話すスピードにも注意を払い、焦らずゆっくりと話すことで、実習生が聞き取りやすくなるよう努めています。実習生が理解しやすいようにすることが、信頼関係を築く第一歩だと感じています。

さらに、言葉だけに頼らないコミュニケーションの手段として、スポーツを一緒に楽しむ機会を意識的に増やしています。バレーボールをよくみんなで楽しむのですが、言語を超えて楽しめる活動を通じて自然と会話が生まれ、お互いの距離がぐっと近くなりました。
共通の体験を持つことで信頼感が育まれ、日常の業務中のやり取りもよりスムーズになっていると感じます。こうした非言語的な交流も含め、技能実習生との関係づくりには多方面からのアプローチが大切であると実感しています。今後も、互いに理解し合える環境づくりを続けていきたいと考えています。
外国人技能実習生を受け入れようと考えている企業様へひとことお願いいたします

正直なところ、私たちも最初は言葉や文化の違いに対する不安があり、受け入れるべきかどうか迷っていました。しかし、実際に実習生を迎えてみると、その不安は次第に解消され、「受け入れて本当に良かった」と心から思えるようになりました。
もちろん、最初はコミュニケーションや業務指導に時間がかかることもありますが、誠実に向き合い、丁寧に指導すれば実習生たちは一生懸命に応えてくれます。実際に受け入れた実習生達はとてもまじめで仕事を覚えるスピードも驚くほど速く、とても助かっています。
単に労働力として多くの実習生を入れて利益を追求することには個人的に慎重であるべきだと思いますが、一人ひとりとしっかり向き合い、共に成長していく姿勢を持つならば、実習生は大きな戦力となり、職場にも良い刺激を与えてくれる存在になると感じます。
迷っている企業は、ぜひ一歩踏み出してみることをおすすめします。多様な価値観を受け入れ、共に働くことは、企業にとっても人としても貴重な経験になると思います。